支援活動と支援物資の多様化

 白州のわたなべです。あゆみクンがきのうから現地入りしたので、きょうはわたなべが記事をアップさせていただきます。
 きょう(26日)の午前中、(藤田)ヒロさんから、電話がありました。無事に東京まで戻ってきたとのことでした。お疲れ様でした。ありがとうございました。
 ヒロさんによると、きのう(25日)の朝、7時頃、八ヶ岳から行ったあゆみクンたちと、北杜市から委託された支援物資が無事に石巻に到着しました、とのこと。
 また昨晩は、八ヶ岳から、白州の関麻実子さんが女川(宮城県)に向けて出発しました。女川(おながわ)も津波による被害がひどく、原発の建屋内に地域の住民の方たちが避難している状況とのことで、麻実子さんをはじめとした元海外ラリーのスペシャリストたちが軽油をたくさん積み込みディーゼル車のワンボックスカーで救援に向かいました。軽油とガソリンとでは発火温度が大きく異なり、軽油であればポリタンクにも給油してもらえうし燃費の点でも優れています(もちろんデメリットもあるわけですが)。
 またどこの避難所でもそうですが、時間の経緯と共に、必要となる支援物資も少しずつ品目が変わりつつあるとのことです。ヒロさんによると現在必要な支援物資はこれまでに引き続き、食料品や生活必需品、それにプラスして、石巻では地域によって片付けや掃除などが始められるようになってきたので、長靴、手袋、石鹸、デッキブラシなどの掃除や片付けに必要なものも送ってもらえると助かる、とのことでした。
 だいぶ落ち着いてきたような報道もありますが、それは人によってあるいは同じ地域でも局所的にさまざまであり、食料や水といった切実なもので困っている人もまだまだたくさんいるとのことです。お年寄りや病人など弱い立場の人が特に窮地に追い込まれてしまっているという状況のようです。
 また花巻市(岩手県)などでは、ヤマトの宅急便による支援物質の配達も可能になりました。花巻の場合、きのうから個別の避難所や支援拠点への配達も行ってくれています。いま調べたところでは、石巻(宮城)も6つある石巻の営業所のうちの2つ(石巻河南と石巻虻田センター)は営業を再開しているとのことです。避難所や拠点に向けての発送が可能になれば、支援物資のきめ細かな要求にもこたえられるようになるかと思います。
 それともうひとつ、こうした支援活動は長期化が予想され、支援を行っていくに当たってどうしても足りなくなってくるのがお金です。たとえば避難所で不足している支援物資をこちらで買う場合も、あるいはクルマを仕立てて発送する場合も、あるいは宅急便で発送する場合であっても、支援物資の購入資金や燃料代、発送代などがかかってしまいます。これまではそれぞれのポケットマネーで賄われてきましたが、長期化が予想されることもあって、こうした資金をできるだけ、広くみなさんの善意として集めさせていただき、使わせていただけるとありがたい、と思っています。いま、ユミさんが口座開設などに向けて動いてくれています。具体的な情報が決まり次第、このブログで紹介させていただこうと思っています。
 どうかよろしくお願いいたします。